私の知り合い(ダイナム編)

 今日、妻が帰省したので、早速パチンコへ。この店では言葉を交わす数人の顔馴染みがいる。いつもせこせこと1000円でも換金するおじいさん(ジャージに樵風のベストが決まってる)。目押し出来ずいつも店員を呼ぶおしゃれ婆さん(よー負けとる)。ヤクルト山田似の青年(最近、高校生風から中退風へ進化)。夫婦で来店することが多い淡々と打つ同級生くらいの婆さん(若い頃は美人風)。これらの人々はまあ良質のパチンカーというか、スロッターというか、ジャグラーだ。今日は、山田と淡々婆さん以外はみんな負けだ。
 
 あと、嫌われじいさんが二人いる。ひとりは負けるとぶつくさ文句タラタラ最低男。以前店員からあのじいさんの苦情が殺到してるが、あなたは大丈夫でしたかと聞かれたことがある(なんか変なジンクスがあるのか、打つときに五郎丸みたいに変なアクションをとり、人の10倍の時間をかけて打つ)。もう一人は、一枚打ちのじいさんだ。このじいさんの後だとデーターが当てにならないので嫌われている(見た目は好々爺)。
 さらに、博多の良か人風のおっさんがいる。いつも酒臭いし煙草臭い。40代だろうが人生お先真っ暗風(見た目は「わが家」の豚に似た人風で脂ぎってる)。

 ところで、これらの人に私はどんな人間に見えるのだろうか。きっと人畜無害で煙草も吸わない小さな人間と思われとるやろなぁ。

 この店で打つ全員が,世の人々からみれば全員「人生お先真っ暗な人」に思えるんだろうなあ。けど、全員選挙権はありまっせ。けど、選挙権って生かされとるんかなあ。民主主義って良い政治制度なんかなあ。今度、18歳からの選挙権だよ。頼むぞ青年。山田しっかりせえよ。わしも頑張る。