スカイツリー:東京だよ②

 この娘と会う時はいつも天気が悪い。以前(スカイツリー完成前)娘に曳舟周辺を案内され、キラキラ橘商店街へ行った時も、あまりの寒さに薬局でホッカイロを買い、安売り店で帽子と手袋を購入せざるを得なかった。しかし、この日は奇跡的に雪も雨も降らず、無事スカイツリーに登れました。展望台からの眺めはすばらしく、ディズニー・シ―まで見えた。それにしても中国人多し。
 朝はいつもの毎、ホテルのバイキングを食べすぎたので、昼食は2時過ぎに娘のシェアハウス近くのカレー屋へ。店主がスパイスの買い付けで不在故、1200円のセットメニューのみですがよろしいかといわれ、もちのろんと返答す。雑穀米に赤カブの酢漬け、3つの小鉢に鱈とキーマと大根のカレー。デザートは超ミニプリンとすごく濃くておいしい紅茶。ご飯の量は、わたし大・妻中・娘小。店を出て「東京で3本の指にはいる店らしいよ」と娘が一言。うーん、たしかにうまかった。
 この3月で引越すという墨田区の娘の部屋に初めて行く。同居人の芸大院生の女性がコーヒーをふるまってくれた。それにしても危険な家だ。部屋の柱が何本も途中で切り取られているし、天井無しだし、ガスストーブつけても5度以上に室温が上がらないし、傾いているし・・・。
 来年は北陸新幹線開業だから「はくたか」でいく東京旅行もこれが最後かも知れない。娘も30に近づき行く末を思えば心配だ。それ故、東京駅での別れはとても哀しかった。わたしは平泉のうにめし、妻は米沢の牛肉ど真ん中、娘は明石のひっぱり蛸飯を駅で購入し、じゃあまたねとお別れした。