北帰行②

 札幌ではジンギスカンスープカレー、味噌ラーメンを堪能した、どれもこれも美味かった。小樽では寿司、余市ではウィスキー、そしてドクトル絶倫宅では稀勢の里の千秋楽(白鳳の渾身の寄りをしのいだ)に興奮しつつ、身の詰まった毛ガニを頂き身も心もパンパンになる。そのはちきれんばかりの腹を抱えすすきのへ。目指すバーは休み(前日は満員で入れず)。そこで入ったのが「Yみちゃん」、8人入れば満員の飲み屋、ドクトルなじみのお店だ。しかし、満腹のハゲ・デブ・エロの我ら3人の前に80前のYみちゃんが次々とつまみを出す(頼んでもいないのに)。腹パンパンじゃなければいただきますってなもんだが、もう限界状態ゆえ誰も手を付けず。わしだけ「豚汁」をいただいたが「かれい煮つけ」となぜかの「かりんとう」には誰も手を付けず。わしら以外の客は90歳のマイケル・ムーア、70代のトランプを始め皆わしらよりずーっと高齢者。ビールを4本おごってもらいカラオケを2,3曲歌い(なごり雪はキーが合わんかった)次の店へ。「バー81」まだマスター出勤しておらず、ドクトル推薦の「寶龍本店」で半玉味噌ラーメン。さすがの一杯、スープの味が深遠なり。ドクトル宅では三日間、越乃寒梅大吟醸シャンパン、ビールでお世話になりました。旅行前にカニ鍋で一句詠んだが毛ガニは鍋ではなかった。「無言にて毛ガニ食べつつアッいてて」


 それにしても札幌は異常に中国人が多い。小学生の子連れが多い、他人事ながら学校はどうなっとるのかと気にかかる。あと北大にも吃驚(これが大学というものだと感心した、市大とはえらい違い)。最終日にはO滝君推薦の「レトロスペース坂会館」で悶絶。前日雪で141の便が欠航したので不安を抱えつつ千歳へ。神戸空港が雪との情報の中予定通り運行された、よかった。しかし、氷点下の札幌恐るべしだ、飲み屋から出るたび正気に帰る。道路の雪も全く融ける様子がない零下の体験大変貴重でした、ここに住むのは無理だな。





  札幌から小樽へ向かう列車の窓から


北大構内を行く友二人