頭使わず

 通勤読書は黒川博行「悪果」を読んでいる。舞台が大阪で小気味よいくらいシンプルな生き方の伊達(食欲とビールと喧嘩)と公務員のくせに女を囲う38歳堀内、二人の暴犯係のデカが主人公。頭を使わずすいすい読める、警察と暴力団の癒着ぶりや博奕の取り締まりなどへえーっと感心しつつ読んでいる。