打って、食べて、読んで。

 昨日の夕食は「イカ飯」を頂きました。お隣さんからもらった氷見のわたいり干しイカで作りました。米一合に輪切りした冷凍のイカを入れ、まつたけのお吸い物(永谷園)を投入し炊き上げただけ。最近はいろんな炊き込みご飯に挑戦しているが、これは簡単スピード料理でけっこういけますねえ。三つ葉を散らせばさらに良しです。
 今までで一番は玉村豊先生の本を見て作った「白マイタケご飯」です。具材は白マイタケのみ。酒と塩とだし昆布で味付けするだけですが、これがまあ超美味し。糠漬け、卵焼、焼鮭、茗荷と豆腐の味噌汁でもあれば桃源郷です。お銚子の一本もいいですねえ。




 堂場瞬一「夏の雷音」読了。神保町(東京で私が一番歩きまわった街)が舞台で、出だしから「キッチン南海」が登場し、さぼうる、共栄堂、ボンディーなど、それにラーメンやギョウザも(最高の舞台だ)。古本で知られる神保町周辺のもう一つの顔である楽器店、その店主の殺害事件をめぐるミステリー。主役の大学の先生以外は女子学生や刑事もキャラがいまいち。著者には悪いが、逢坂剛御茶ノ水署」の方が上だな。けど、シリーズ化されたら読むだろうなあ、神保町が舞台だもの。