晩秋の候

 妻と娘と孫と能登の実家へ行く。道の駅で野菜や魚を購入し、母親と一緒に昼食をとる。墓参りもし、イチョウの落ち葉や柚子の実や南天などを写真にとる。秋深しだ。それにしても「母握る海苔香るおにぎりの美味しさよ。」だ。「妻作るまぐろのづけといくらのおすしもさいこうだなあ。」と俳人の気分だ。
 

火星のプリンセス」がブックマーケット東金沢店で450円だったので購入。この本はすでに持っているのだが、めったに古本屋でも目にしないので購入した。自分が高校生の時に読み、それ以来バロウズはヴェルヌとならぶ座右の書だ。この本を誰かに送りたいのだがきっと迷惑だろうなあ。娘や孫だって嫌がるだろうなあ。俺がもう一人いればすごく喜ぶのだが、それはそれで少し怖い。61歳の私から10代の私に送りたいなあ。


 「疫病神」シリーズ4作目「螻蛄」快調だ。3作目「暗礁」から二宮のダメ男ぶりが他人事じゃなく面白い。パチンコするやつはほんとにろくでなしが多い。