はじめての日比谷野音：また、東京だよ

　公務員の給料を上げよという集会とデモに東京まで出かけました。あいにくの雨っていうか、ここ数週間でこの日だけ雨の日に（それも止むことなく終日の雨）東京へ出かけました。朝早く金沢駅のジャーマンでモーニングし白山そばを平らげコンビニであったかおにぎりとサンドウィッチとワインと加賀棒茶を購入し全ての食欲を全開放し、７：１０「はくたか」に乗り込みました。
　東京着は11時30分頃、新橋で下車し、ホテルを探しつつ集会のある日比谷公園まで歩く。場所を確認し新橋まで戻って昼食。悩んだ挙句石川県にはない安い天丼の店で上天婦羅定食690円だ。「てんや」や「いもや」など東京は安い天丼の店があっていいな。昼過ぎ、冷たい雨の中日比谷公園へ。自分の給料を上げろという集会と霞ヶ関一周デモは退屈だった。唯一の救いは冷たい雨の中というシチュエーションだけだ（自虐的）。体力の限界の中、夕方18時からの「戦争をさせない１０００人委員会」キックオフ集会まで2時間弱の空き時間があったので、新橋のホテルへ行きしばしの骨休み。ドライヤーで靴下とシューズを乾かし、雨具に身を包み再び日比谷野音へ。かつて岡林信康が「狂い咲きコンサート」を開いたとこだぞ。
　到着するとすでに誰かがしゃべっていた。森元首相ネタが面白かった。森さんとクリントンが出合いごあいさつ。森は「How　are　you」をまちがえて「Who　are　you」。びっくりクリントンが「Ｉ　am　ヒラリーｓ　ﾊｽﾞﾊﾞﾝﾄﾞ」。森はすかさず「ﾐｰ　Too」。（森氏はﾊﾜﾕｰとﾐｰﾄｳーだけおしえられていたとのこと）。
　大江健三郎の訛りと老け具合にびっくり。小山内美江子の元気さにびっくり。自分も含め死に近き老人の止むにやまれぬ思いがよく伝わってくる。でも、佐高信と落合恵子は芸能人だなって感じ。しかし、自分らの給料上げろという集会よりはずっと面白かった。主催者発表だけど４０００人が集まったらしい。

　集会後、娘と目黒で待ち合わせ、娘一押しのおいしいとんかつを食べました（とんき）。夜の9時過ぎまで働く娘に、年休をとって東京まで動員されてきたこの父はどう映るんだろうか。公務員って国民の支持を得られる存在なんかなあ。みんなが公務員程度にゆるい生活を送れる状態は幸せな状態と言えるとは思うのだが。足の引っ張り合いより許し合いが大事。みんなで楽を求めればいいと思う。

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