「春に散る」

 朝日新聞朝刊連載の沢木耕太郎「春に散る」が終了した。朝4時に新聞が届くと真っ先にこの小説を読んだ。広岡と翔吾の出会いから後のボクシングを軸にした展開は本当に面白かった。人生の終盤を迎えたかつての若者4人とちょっとカッコよすぎる好青年が世界タイトルマッチに向けてチャンプの家で共同生活、夢物語だがこれも小説のだいご味。連載505回すいすい読めた、日々の楽しみが一つ終了だ。来年1月1日に単行本出版とのこと。