ひさしぶりの読書

久々に読書らしい読書をしている。長く手元にあったが読んでいなかった村上春樹訳「ロング・グッドバイ」だ。肩ひじ張らない自然な訳文が読みやすい。数年前、東京FMの深夜番組で神太郎さんが隔週で朗読していた。その時はプロデューサー訳の「長いお別れ」だったが、あの美声でぜひ村上訳を朗読していただきたいものだ。ストーリー展開と人物描写の兼ね合いに小説家としての力量がとわれるから、探偵を主人公にした小説でゆったりと読める作品は意外と少ない。人物描写ではローレンス・ブロックの「スカダー」シリーズが最高だ。若い頃結核で入院した時ブロックのスカダ-を知り、老後の楽しみはミステリーだなと思ったものだ。村上訳のチャンドラーはたくさん出てきているので読むのが楽しみだ。庭の花壇も休日に草引きをした。数年前娘が母の日に買ってくれた赤いミニバラが、今年はたくさんの花をつけた。娘は家を出ているのでせめて花でもかわいがってやろう。ザワさん12巻やっと出た。金髪の大学生になった。何考えてるかわからんし、おとなしいのか積極的なのかよく分からんがけっこう頑固そうで、真面目。少し娘似だ。